赤坂の一ツ木通り沿いにあります、パナケア赤坂院の院長の飯田です。
こんにちは。
10月になり、朝晩は秋のにおいを感じるようになってきましたが、
体調管理は大丈夫でしょうか。
さて、骨盤の事を取り上げて欲しい!と読者の方からご依頼がありましたので、
骨盤の調整、矯正の事について、
私的見解を述べさせて頂きたいと思います。
賛否両論あるのは覚悟の上。
極論かもしれませんが、
私の11年の治療経験、延べ1万5千人以上の治療経験の中からの実感です。
結論、
骨盤は、
気にするな。
はい。
整体をしている方からは、非難囂々の声が聞こえます 笑
しかしですね、
私、
脊髄炎で下半身に遠心性の麻痺があり片っぽの脚が動かないので骨盤は歪み脊柱が変形している方や、
重度の側湾で脊柱にボルトを何本も埋め込んでるので脊柱の稼働域が極端に少なく、もちろん骨盤が歪んでいる方や、
脳性麻痺で片足に麻痺、未発達があるので歩き方に偏りが出て当たり前に骨盤が歪んでる方など、
骨盤の調整や矯正をしてもどうにもならないような重度の方に、
鍼灸治療をしていたのです。
当然、骨盤矯正、調整なんてしません。
しても全く意味のないほど、変形が進んでいるのです。
でも、
鍼灸治療を継続していく事で、
痛みや不快感はかなり軽減していき、
ご自身の症状と上手に付き合っていけるまでに回復していきます。
骨盤のアライメントはほぼそのままなのに、
なぜ、症状が軽減するのか?!
それは、
人間の身体は80%が水分です。
非常に柔軟性と適応性の高い、乗り物なのです。
なので、
本来、骨盤がコンマ何ミリずれたところで、著しい問題にはなりません!
むしろ、
ほんの少しずれただけの骨盤の歪みに敏感に反応してしまう、
身体の柔軟性、適応性の落ちた状態が問題なのです。
例えば、
若い頃には気圧や湿度の変化は、特に気になりませんでしたよね?
でも年を取ってくると湿度や気温の変化に敏感になり、痛みや不快感が出て来てしまう。
これは加齢とともに、からだに柔軟性が無くなっていくからなのです。
つまり、
身体本来の柔軟性を取り戻していけば、
少しの骨盤の歪みは症状として現れないし、
歪んだとしても筋肉の張力そのもので正しい位置に戻っていくものなのです。
だから、
骨盤のコンマ何ミリのズレは気にせず、
歪みそのものを受け入れられるような、
瑞々しい柔軟性に富んだ身体を取り戻す事に気持ちを傾けて欲しいのです。
とはいうものの、
骨盤の調整、矯正、
私もよくやります。
自律神経が乱れて筋肉の柔軟性が落ち、
自力ではなかなか緩む事が出来なくなったおからだ。
そういう方には、
骨盤を本来の位置に戻るお手伝いをさせて頂く事で、
腰痛、出っ尻、O脚、ウエストのくびれ、肩こり、めまい、首の痛み、などが、
緩やかになっていきます。
身体の痛みや不快感を取る事で、
逆に自律神経のバランスも回復するので、
筋肉に柔軟性が戻り、
自力で骨盤を調整出来るようにもなっていくのです。
気にするなと言っておきながら、
きちんと治療もしている。
なんか矛盾しますね。
でも、
歪みに敏感になるよりも、
歪まない身体作り、
歪みを受け入れられる柔軟な瑞々しい身体作り、
それが重要になってくるのです。
鍼灸治療、骨盤矯正、調整はそのためのお手伝いに過ぎません。
セルフケアを出来るようになるために、
治療をしながら色々なアドバイスをしています。
骨盤の歪みが気になる方、
お産の後などで骨盤の開きが戻らないという方は、
治療を受ける受けないに関わらず、
一度ご相談ください。
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