鬱病(うつ病)と鍼灸治療

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私が鍼灸の免許を取った2000年の時に比べると、最近は鬱病の症状を訴える方が多い気がします。

・身体が重い
・マッサージなどを受けても疲れが取れない
・元気が出ない
・集中力が落ちている

などという軽い症状から、

・仕事に支障があるくらい集中できない
・電車に乗るとめまい吐き気がする
・突然涙が出る

というように強く身体に症状が出てしまう方もいます。
中には、朝起きようとすると身体が鉛のように動かない、というように職場に行くことすら困難な症状を訴える方もいらっしゃいます。

厚生労働省の発表によると、精神疾患の中で鬱病は平成8年に比べ平成23年には約2倍に増加しているとのことです。
現在は更に多くの方が症状をお持ちになっていると考えられます。

厚生労働省HPより引用

私は鬱病の患者様に接する機会が多く、そうした経験が当院のテーマにもしています『自律神経の治療」に、関係しています。

一生懸命に働いている人が鬱病になり、会社に行けなくなる、
真面目に家事をしている人が症状を発症し、大切にしている育児や家事が疎かになってしまう、

自分が一番大切にしているものに一生懸命取り組んだが故に、自律神経のバランスを乱して鬱病になってしまい、大切なものを手放さなくてはならないというのは、何とも理不尽なことだと思うのです。

自分の身体なのに自由が利かない、そんな実感を持ってしまっている方の力に何とかなりたいと思い、治療方法には試行錯誤を重ねてきました。

現在は、筑波大学で教鞭をとっておられる鍼灸師、西條一止先生の、鍼灸のメカニズム理論を参考にしています。

私が得意とする灸頭鍼と、西條先生のM6(メカニズムNO,6)を併用することで、自律神経の副交感神経と交感神経を選択的に交互に刺激することが出来るので、マッサージや局所の筋肉に対する鍼灸治療よりも、鬱病の諸症状に効果的です。

鬱病という診断がされていなくても、肩こりや腰痛、頭痛などが鍼灸やマッサージをしても、すぐに戻ってしまう、筋肉が硬すぎてマッサージの刺激が伝わらない、ということがあれば、それは鬱の初期症状、自律神経の乱れに原因があるのかもしれません。

その場合は局所の治療岳では改善できませんので、自律神経系に働きかけられる治療が必要になってきます。

鬱病になってしまうと、社会的な生活がぎくしゃくしてきてしまいます。
鬱病と診断されなくても、自分の身体が自分のものではないように感じてしまうのは、とても辛いものです。

パナケア赤坂院では鬱病、鬱様症状の治療に力を入れていますので、どうぞお気軽にご相談下さい。

治療の流れとしましては、指圧で表面の緊張をとり副交感神経の活性化を促した後に、灸頭鍼でさらに副交感神経の働きを高め、その後に仰向けでパルス通電を行い交感神経の適度な活性化を促します。

症状の程度により、鍼灸の順番、パルス通電の有無など変えていきます。
患者様の症状の改善の具合によっても内容は変わります。
お気軽にご相談ください。

当院では、赤坂にある精神科・心療内科の先生と連携をとっております
思い当たる症状がありましたら、まずは連携しております病院で診断を受けて頂くことをお勧めしています。
赤坂こころのクリニック「ケイローン」の院長車田先生は、薬の量を適切に抑えて処方し、薬の力だけに頼らない治療を目指されている良心的な先生です。
必ず悩める方の力になってくださる、心強い先生です。

赤坂こころのクリニック「ケイローン」
03-5575-5575

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