メニエール病の方への鍼灸治療は、
私が免許を取って間もない頃から続けています。
院長の飯田です。こんにちは。
免許取得と同時に内科の開業医の先生とお仕事をさせていただくご縁をいただき、
週に1〜2回、クリニック内でリハビリ科のお仕事として鍼灸をさせていただいていました。
10年以上、お仕事を頂いておりました。
クリニックが内科でしたので、
私の鍼灸にも様々な症状をお持ちの方がご相談にいらしたのですが、
とりわけ印象的だったのがメニエール病(メニエール氏病:最近は”氏”はつかないらしい)です。
めまい、耳鳴り、難聴を特徴的な三兆候としていますが、
特にめまいは回転性のめまいと言われ、
安静にしていてもぐるぐると回ってしまう辛いめまいが特徴です。
これは耳の中の三半規管がむくんでしまうことによって起きるので、
むくみを取る薬が処方されるのが一般的です。
しかし薬が効かない、薬の副作用が辛くて服用できない、繰り返して起こる、
など、
完治するのが難しい病気です。
ところが鍼灸治療と薬の服用を並行していくと、
治癒、寛解の状態を維持しやすいことがわかりました。
鍼灸治療はむくみを取るだけではなく、
自律神経の働きを正常にすることでむくみにくいお身体にしていくことができるので、
辛いめまいも再発しにくくなるようです。
鍼灸の国家資格を取って間もない頃にメニエールの患者様を担当した時は、
正直どのようにしたらいいものか悩みました。
三半規管に直接鍼をすることはできない、
かといって、
東洋医学のセオリー通りに、
耳=腎
目=肝
として、手足のツボに鍼やお灸をしているだけでは、
イマイチ効果が実感できない。。
結局たどりついたのが、
全身的にツボを使い自律神経に働きかける方法でした。
薬が利く方は問題ないですが、
薬が合わない方や、症状が繰り返し起こる方は、
ぜひ鍼灸治療を検討されるといいでしょう。
ご質問などは、HPトップの上段、右側にあります、
【お身体相談】から、お気軽にお問い合わせください。
季節の変わり目には、特に症状がひどくでる方が多いようです。
どうぞご自愛ください。
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