赤坂の自律神経治療専門の鍼灸院、パナケア赤坂院の院長の飯田です。
こんにちは。
三叉神経痛は耳の耳珠(じじゅ:耳の穴の前側にある突起)の下あたりから、
おでこ、頬骨、顎の下あたりの3本に伸びている脳神経の一部です。
この三叉神経が何かの拍子に痛み出すと、
顔の半分が割れるような激痛になります!
実は、院長の私が対人関係のストレスから、この三叉神経痛になってしまいましたが、
スタッフに鍼灸治療をしていただくことで、劇的に改善したのです。
三叉神経痛が当院の自律神経調整の鍼灸治療で改善するので、
同じような顔面神経痛なども改善するのでは無いかと思われます。
事の起こりを順序当ててお話しいたします。
1,ストレスによる首肩の強いコリ、出現!
2,歯肉炎のような痛みが、歯磨きで悪化!
3,歯髄痛様の痛みが出現。ご飯が食べられなくなる。
4,三叉神経痛に!痛い!ロキソニンが効かない!
5,一連の痛みが、ストレスによるものだと気がつく。
6,自律神経調整の鍼灸治療と瞑想、呼吸法
7,症状が劇的に改善していく。歯肉炎、歯髄痛も改善。
8,ストレス管理の重要性。…そういえば、以前にも筋肉がつれたことがあった!
1,ストレスによる首肩の強いコリ、出現!
昨年、対人関係によるストレスをずっと放置してきたために、
年末ぐらいから動悸がずっと止まらなくなっていました。
動悸で死んでしまうことはないため、不快ではあったけどずっとほったらかしにしていました。
年末年始、休んだら治るだろう、くらいに軽く考えていたんですね。
でも一向に改善しない。そのうちに、首肩がとても凝る様に感じてきました。
毎朝小一時間体を動かす習慣があるので、運動不足ではありません。でもコリが取れない。
これはなんかおかしいな??と思いつつも、仕事を続けていました。
2,歯肉炎のような痛みが、歯磨きで悪化!
首、肩の凝りを強く感じ始めると、歯肉が腫れてくる感じが強くなってきました。
歯磨きをしても痛い。最初は魚の骨でも刺さったのかと思い、歯間ブラシなども試したのですが、
日に日に歯肉炎の痛みは悪化。
これは虫歯でもできて、悪化しているのかな?!と思いました。
その歯肉炎の範囲が少しずつ広がり、上の歯だけではなく、下の歯も痛い気がしてきました。
3,歯髄痛様の痛みが出現。ご飯が食べられなくなる。
これはいよいよ歯医者に行って治療をしてもらわなくてはと思った矢先、
痛みがさらに奥に入り、
歯髄、つまり歯の神経そのものが痛い様な、さらに一段強い痛みが出てきました。
こうなると、歯を噛み合わせるのも辛いので、ご飯が全く食べられません。
慌てて歯医者さんの予約を取ってのですが、歯肉炎の症状は大した事ないとのこと。
??こんなに痛いのに?!
表面的には大したことないので、やはり詰め物をしたところが中で虫歯が進行し、
痛みが出ているのではないかとの診断を受け、
神経を抜く治療の予約をして帰りました。
神経抜くの嫌だなー、でも痛いしなー。。。
4,三叉神経痛に!痛い!ロキソニンが効かない!
この時点で歯医者さんに、ボルタレンという強い痛み止めを処方していただきました。
ボルタレンを飲むことで、一旦は痛みが和らいだのでしたが…、今度は顔が割れる様な激痛が襲ってきました。
この痛みは、やばい!!顔半分に、釘を何本も打ち込まれた様な痛みです。
しかも、ボルタレンが効かない!ボルタレンをのみ、ロキソニンを規定量以上飲んで、
ようやく痛みが遠のき、気絶する様に眠るという感じです。
しかし顔面お痛みで目が覚め、朝一に飲むのがロキソニン。
1錠飲んでも効かないので、2錠、3錠…やっと痛みが和らいで、出勤。
職場について2錠、午後に2錠、夕方に2錠、夜にボルタレンとロキソニンという状態で、
なんとか痛みを和らげることをしていましたが、精神的にも限界です。
5,一連の痛みが、ストレスによるものだと気がつく。
歯医者さんに痛みの程度を相談したところ、副鼻腔炎も併発してるのでは?ということで、
抗生物質を処方されました。
しかし一向に改善しません。胃腸の調子はどんどん悪くなっていきます。
便も見たことない様な青緑色をしていて、腸内環境も最悪なのがわかりました。
「お風呂、飲酒などで、拍動性の痛みが出るから気をつけてね。」と歯医者さんに言われたのですが、
私はお風呂で悪化せず、むしろ痛みが和らぐ感じがします。拍動性の、ズキズキする痛みもありません。
これはなんかおかしい?
もしかしたら、この痛みは虫歯などの器質的な痛みではなく、ストレスによる神経痛なのではないだろうか?!
と、激痛で眠らない夜中に、思い及んだのです。
6,自律神経調整の鍼灸治療と瞑想、呼吸法
神経痛であるなら、これはストレスによって私の自律神経の交感神経が暴走し、
筋肉のコリから歯髄痛、三叉神経痛を誘発したのではないだろかと思い、
真夜中に布団の上であぐらを組んで深呼吸をしてみました。
15分くらいするとすこーーし痛みが和らいだ様な気がします。
さらに、副交感神経を高めるべく、
西條一止先生の考えられた自然鍼灸学の中のM5を利用して、
吐く息に合わせて皮膚を刺激していきました。
するとさらに、痛みが和らぐ様な感覚があります。
これはこの一連の激痛が、自律神経症状の一環に間違いない!という確信を持ち、
次の日早速、スタッフに自律神経を整える湿球治療をしてもらいました。
結果、痛みはだいぶ治り、ロキソニンがきちんと効くくらいまで、痛みが消退しています!
7,症状が劇的に改善していく。歯肉炎、歯髄痛も改善。
そこで普段はやったことなかった瞑想を、10分を3セット、やることにしました。
三叉神経痛が日に日に弱くなると同時に、歯ぐきのの腫れも引いてきました。
まだ弾力のあるものは食べられないものの、お粥ぐらいなら食べられる状態にまで回復したのです。
それと同時に、1日おきくらいに、自律神経調整の鍼灸治療もスタッフにしてもらうことで、
次第に痛み止めを飲まなくても過ごせる時間が多くなってきました!
鍼灸治療を受けると、ググッと痛みが治り、炎症が遠のく実感があります。
やっと改善の方向に来ているのです!長かった!
現在はやや噛み合わせで痛みは生じるものの、その痛みも日に日に弱くなっています。
歯の神経も抜いていません。
呼吸法と瞑想も、鍼灸治療も続けて受けています。
8,ストレス管理の重要性。…そういえば、以前にも筋肉がつれたことがあった!
今回の歯ぐきの痛み、歯髄痛、三叉神経痛がストレスによって交感神経が暴走することで引き起こされた症状だと気がついたのですが、
そういえば2年前の年末年始にも、背中の筋肉がつれてしまって、歩けないくらい痛くなったことがありました。
その時は単なる栄養不足こもしれないとスタッフ位¥にアドバイスをいただき、サプリメントとプロテインを飲むことで改善していきました。
しかし、今から思うと、あの時の強い筋肉のつれも、ストレスによるものだったのかもしれません。
身体は、ずっと前から私に訴えかけていたのですね。
身体の聲(こえ)を軽視した結果、今回の三叉神経痛の激痛を招いてしまったのでしょう。
今回は自律神経調整の鍼灸治療と、呼吸法を交えた瞑想で、症状をコントロールできる様になってきましたが、
改めて、ストレス管理は重要なのだと、心から実感しています。
またスタッフのアドバイスにより、マグネシウム、亜鉛、鉄などのミネラル系のサプリメントも利用しましたが、
これも功を奏したのかもしれません。
もちろん歯の痛みは虫歯による場合が多いので、
歯が痛い時は早めに歯医者さんを受診しましょう!
しかし、頻繁に繰り返す歯ぐきの痛み、ブラッシングしていても悪化してしまう虫歯、歯の治療をしたのに痛みが残る、
などという場合は自律神経由来の痛みかもしれません。
また三叉神経痛の原因もウィルスによる場合もある様ですので、
一度は病院を受診してください。
原因がわからない時は、ぜひ、当院の自律神経調整の鍼灸治療をお勧めいたします。