免疫力を自力で上げる簡単な方法!①運動

赤坂で自律神経調整の調整の鍼灸治療をしています、

パナケア赤坂院の院長の飯田です。

こんにちは。

4月、5月の休日は、私も自宅、自宅周辺で自粛生活をしています。

しかし、

外出自粛を言い訳に、運動量が落ちたり、のんびりした生活ばかりしていると、

免疫力が落ちてしまい、かえって新型コロナウィルスにも負けやすくなってしまいます。

 

新型コロナウィルスに対して、有効な薬ができたりワクチンができたりしても、

これからはリモートワークで在宅での仕事量も増えると予想されます。

 

免疫力を高めながら、新しいライフスタイルに適応していくために、

免疫力を上げる方法を書きましたが、

ここからはさらに細かく各論を書いていってみます。

 

参考にしているのは安保徹先生の、免疫に関する本です。

ユーチューブなどにも安保先生の公演が残っているので、

参考までにURLを貼っておきましょう。

安保徹先生公演

 

 

①運動

お勧めの運動:ラジオ体操、四股立ち1分、縄跳び

 

外出を控え、自宅にいることが多くなると、運動不足になります。

 

運動不足になると、自律神経の働きは、交感神経の活躍の場が少なくなり、

副交感神経に偏りがちになります。

一見悪いことではないのですが、

交感神経が過剰に働くのが身体に様々な悪い影響を与えるのと同じように、

副交感神経に偏った状態が長く続くことも身体には悪い影響があります。

 

副交感神経はリラックスをしている状態なので、

通勤電車から解放されたり、うるさい上司の小言がなくなったり、職場での人間関係で悩まなくなることで、働きが高まります。

 

副交感神経が高まると、免疫をつかさどる白血球の中のリンパ球が増え、

ウィルスなどの極小の侵害者に対して攻撃をはじめます。

(交感神経が高まると、白血球の中の顆粒球が増え細菌など大きな侵害者に対して攻撃力が上がります。)

 

ウィルスに対しては強くなるものの、

肝心のウィルスが入ってこないと力を持て余し、

花粉やハウスダストなどの日常の中で共存できるはずの物質に間違って反応してしまいます。

 

つまり、副交感神経が偏って働くと、アレルギー反応が強くなります。

 

この場合は適度に体に刺激をあたえ、

交感神経も刺激しなくてはなりません。

 

交感神経を刺激するのに手っ取り早いのは、

運動です。

 

運動でお勧めなのが、ラジオ体操、四股立ち、縄跳びです。

 

ラジオ体操は、体幹部を動かす簡単な全身運動です。

デスクワークなどで体を動かすことが少なくなっている方には、

特にお勧めです。

とても簡単にできますし、部屋の中でもできます。

ラジオ体操第一  ←ガチャピンムック版

 

次にお勧めなのが、四股立ち。

腰をぐっと落として膝を絞らないようにし、背筋を伸ばすのがポイントです。

四股立ち

私は1分を二ラウンドするのを日課にしています。

腰痛もなくなり、体も温まるのでお勧めのトレーニングです。

 

最後にお勧めなのが、縄跳び。

なぜ縄跳びかというと、骨に衝撃を与えたいのです。

私たちの体には破骨細胞というものがあり、

絶えず骨が壊される設定になっています。

この骨が壊れる設定を止めるには、運動をして骨に衝撃を与えることなのです。

なぜ骨が壊れる設定になどなっているのかというと、

私たちの筋肉の収縮と弛緩には、カルシウムとナトリウムが必要だからなのです。

カルシウムとナトリウムがなくなってしまうと、

筋肉は動けなくなり、心臓も止まってしまいます。

心臓が止まっては困るので、カルシウムは必須なので骨からとっていってしまうのです。

運動をしてこのシステムを止めないと、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)になって、骨がスカスカになります。

骨がスカスカになると、数年かけて取り戻さなくてはなりません。

残念ながら骨に衝撃を与えないと破骨細胞の働きは止められないので、

水泳や自転車(バイク)では不十分なのです。

走ることでも可能ですが、省スペース、短時間での運動効果を考えると、縄跳びがお勧めかなと思うのです。

縄跳び ←ここまでやる必要なありません(笑)

 

ウォーキングやマラソン、ヨガなど、自分なりの運動をしている方も多いと思います。

私は週に4~5日、40分程度身体を動かすようにしています。

軽めの筋トレと、空手の基本動作、抜刀、四股立ちを、丁寧にゆっくりやるようにしています。

 

 

外出自粛を心がけ、新型コロナウィルス拡散防止に努力していくのは、

とても大切なことです。

と同時に、上手に体を動かして、

自粛要請が解けて、人に流れが戻ってきた時にウィルスに負けないように、

免疫力を高く保つことにも気を配っていきましょう!

 

安保徹著『図解雑学 病気にならない免疫の仕組み』参考

 

 

 

 

+-雑感+-

リモートワークが進み、通勤や人間関係のストレスが軽減されたためか、

ご相談を頂く患者様の筋肉が、

以前のようにパンパンに張っていることは少なくなってきています。

いいことではあるのですが、

その反面男性でもむくみが目立つようになってきています。

 

むくみの原因はリンパ液過剰な状態ですが、運動不足の表れともいえるでしょう。

 

運動不足により、

不眠、寝違え、ぎっくり腰などの相談が増えていますが、

首や腰の筋肉は固くなく、自覚症状のない足や腕が固くなっていることが多いです。

 

これは、ストレスなどによる交感神経の過緊張による筋肉の異常ではなく、

交感神経と副交感神経のバランスが悪くなることによっておこる筋肉の異常と思われます。

同じような症状でも、

このリモートワーク下での痛みには、リラックスさせるだけでは症状が改善していかないのが特徴で、

治療の難しいところです。

 

日常生活の中に適度な運動を取り入れて、

免疫力を高めつつ、体を快適に保ちましょう。