はじめまして、パナケア赤坂院 新スタッフの伊藤です!
この9月より鍼灸治療を担当させていただいております。
本日はご挨拶方々、ブログをアップさせていただきます。
鍼灸師になり約2年半、 これまでに大学病院の鍼灸治療室での臨床研修を受ける傍ら、
都内某所にある施術所での治療や訪問治療などを行いながら臨床経 験を積んでまいりました。
鍼灸との出逢いは、思い起こせば物心ついた頃、でしょうか。
田舎育ちでしたので、当時、祖父母と同居していましたが、 家には艾(もぐさ。お灸の材料です。)が常備してあり、
祖母は肩や膝が痛くなった時に、よく自分でお灸をしていました。
肩や膝に、と艾を載せて線香で火をつけ、熱くなったら、 さっと取り除く。
子供だった私にとっては不思議な儀式のようで、 祖母がお灸を始めると終始、見入っていたものです。
近くには鍼灸院もあり、ご近所さんはお腹の調子が悪いとか、 脚が痛いなどなど何かにつけて鍼灸院に行くという話を聞いていま したので、
『鍼やお灸って、 元気になりたい時にするものなんだな!』と、 子供心に思っていました。
このように子供の頃から身近ではあったものの、 自分自身が鍼灸治療を受けたのはかれこれ14、 5年前でしょうか。
会社勤めをしている時でした。
それはそれは長ーい会議をしていた時のこと、 背中全体が固まってしまい、 上半身を動かすことができなくなってしまいました。
今思えば、ちょっと変わった形で発症したぎっくり腰だったのか、 ぎっくり背中とでも言うのでしょうか。
整形外科に行ってみたものの、「 骨に異常がないので様子を見てみましょう」、 と湿布を渡されて終わり。
しかし、上半身は動かないままです。
なにしろそれまで健康体だったので鍼灸治療のことはすっかり忘れ てしまっていましたが、
この時ふと、『そうだ! 鍼灸院に行ってみよう!』 と思い立ったのが鍼灸治療を受けることになったきっかけです。
翌日早速、紹介された鍼灸院に行ってみたところ、
動かなくなってしまった上半身はその日から氷が解けるようにほぐ れ出し、
1週間後には普通の日常生活に戻ることができました。
『田舎のおじいちゃん、おばあちゃん達は、 こんなすごい治療を経験していたのか!』と感動!
それから体調管理のために鍼灸院通いを始めましたが、 鍼灸治療を受ける度に鍼灸の奥深さに魅了され、
こんな素晴らしいセラピーを一人でも多くの人に受けてもらいたい !という想いへと変わり、
鍼灸師を目指す決意をしました。