敵:ウィルスを知る! ①

港区赤坂で、自律神経調整専門の鍼灸治療をしています、パナケア赤坂院の院長の飯田です。

こんにちは。

 

2回目の緊急事態宣言も延長になり、1日の新規感染者数も減ってきているとはいえ、

まだまだ予断を許すことのできない状況です。

 

マスコミからは、恐怖心を煽るような扇情的なメッセージばかり流れてきますが、

私たち中国武漢発生の新型コロナウィルスに勝つことができるのでしょうか?!

 

敵に勝つにはまず、敵のことを知らなくてはなりません。

『敵を知り、己を知れば百戦危うからず!』とはよく言ったもので、

敵と己を知れば、戦いに勝つ割合がグンと上がります!

 

このホームページのブログでは、

既に免疫力を上げる方法については書いているので、

『己を知る』こととみなし、

今回は割愛します。

 

 

さて、敵の正体、ウィルスとは何者なのでしょうか?

 

まず一番大事なのは、

ウィルスは生き物ではないということ。

ウィルスは物質なのです!(私も生き物だと思ってました)

生き物か生き物でないかは長い間論争になっていたそうだのですが、

国際ウィルス分類委員会(ICTV)は、2000年に「ウィルスは生物ではない。」と発表しているそうです。

 

生き物ではないっていうのは、ちょっと驚きですよね!

なぜ生き物ではないのかというと、

①自己増殖できない

②エネルギー生産を行わない(食べたり排泄したり、酸素や二酸化炭素を排出しない)

③条件が整えば何年、何百年、何万年も効果を保てる

などが理由だそうです。

(簡略化してあります)

 

つまり、細菌などのように分裂したりして増えることができず、

餌を食べたり排出したりもしない、自分で動くこともできない、

物質なので「死」という状況が曖昧なので、環境が整っていればずーーっと効力を保てる。

 

でも、人間や動物の細胞に取り付くと凄まじい速さで増殖し、拡散しようとする。

しかも、虫や細菌などにも感染するものもいるので、

生物であれば全て、ウィルスが増えるための標的になるのです。

 

ウィルスは極小のサイズなので、

通常は細菌などを観察する光学顕微鏡などでも観察できません。

電子顕微鏡という特殊な顕微鏡を使うそうです。

しかもあまりにも小さすぎるので、色もついておらず、観察するときには白黒に見えるそうです。

よくマスコミなどで出てくるトゲトゲの緑の写真は、

わかりやすく着色したものなのです。

ちなみに天然痘ウィルスは1mmの500分の1くらいの大きさだそうです!ちっちゃ!

(大きなウィルスも発見されてきていて、電子顕微鏡でも観察できる大きなものもあるようです)

 

この極小のウィルス、人間の中にもたくさん入り込んでいます。

既に太古の昔から人間の細胞と一体化してしまっているようなものから、ヘルペスウィルスや肝炎ウィルスなどのように、

共生しているようなものまでいます。

腸にはたくさんの有益な細菌が共生していますが、この大腸にいる菌にも感染しているウィルスがいるそうです。

脳の中は無菌でウィルスもいないと長年思われてきたようですが、

近年では脳の中にもウィルスがいることがわかています。

 

全てのウィルスが人間にとって悪さをするということではなく、

逆にウィルスの細胞の働き、性質を変えてしまう力を利用したりすることもあります。

 

しかし今回の新型コロナウィルス、COVIT-19に関してまだわからないことも多く、

感染しても症状の出ない方もおおいようですが、

その場合ウィルスは潜伏するのかしないのか。

潜伏している人からの二次感染はないのかなどは、まだ十分にわかっていません。

 

世界的な感染をみた今回の新型コロナウィルスですが、

致死性は少ないものの感染力は高く、空気感染も考えながら行動しなくてはならないのかも知れませんね。