赤坂で自律神経調整の鍼灸治療をしている、パナケア赤坂院の院長の飯田と申します。
こんにちは。
2023年の4月に三叉神経痛になって非常に辛い経験をしましたが、
その後どうなったかのご報告です。
三叉神経痛を対人関係のストレスから発症し、顔面が割れるように痛くなったのですが、
深呼吸、瞑想で改善し、
その後再発もしておりません!
ただ、強いストレスを感じると、
遠くの方で…チクチク…チクチク…という痛みの音を感じます。
これが怖い。
またあのような痛みが起きるのがやなので、
毎日10〜15分、座った姿勢で瞑想するようにしています。
私の行う瞑想は、ちょっと積極的な瞑想です。
私たちは過去に起きたトラブル、まだ起きていないけど未来に起こるかもしれないトラブル、
この二つによって大きく体調を左右されてしまうことが多いです。
一人になると、過去に起きたストレスの原因を悶々と思い返してしまったり、
またそこから想起してまだ起きてない未来の心配を延々としてしまったり。
そしてそのことで胃が痛くなったり肩や首が凝ったり、
耳鳴りや難聴、自閉感を強く感じてしまったりすることはありませんか?
これは負の想像で、体が負の反応をしてしまう現象です。
私も対人のストレスから動悸がおさまらず、歯茎が痛くなり、歯髄痛が出てきて、ついには三叉神経痛にまでなってしまいました。
負の感情が負の反応を体に起こすならば、
逆のことも可能なはず!
正の感情が正の反応を体に起こすことができるのではないでしょうか。
これが私が瞑想をしている時に心がけていることです。
瞑想しながら無になることを心がけるのではなく(無になる方向に最終的には意識が向きつつも)、
自分が理想とする状況、自分の在り方などを、
超現実的に想像します。
超現実的に、まるでそれがあたかも現実かのように、感謝と強い喜びの感情を伴って、
瞑想をしながら想像していきます。
また、痛みが黒煙となって、
一息 一息 ごとに外に出ていくイメージもしていました。
どうしてもうまく正の感情を引き出せない時は、
目の前にある景色に意識を集中し、その美しさに意識を向けるようにしました。
雲が流れていくのが美しいな、木の葉の緑の濃淡が綺麗だな、風に揺れている木の葉がなんだか楽しそうだな、雨の音が心地いいな、など。
そうして負の感情から意識と体を引き離す時間を、
毎日、丁寧に、今も行っています。
残念ながら私も不完全で未熟な人間なので、
対人関係は改善できず。。
リアルの人間関係は、悪化してしまっています。
今は動悸がたまに出てきますが、
これも瞑想をすることで落ち着くようになっています。
全ての症状が…とは言えませんが、
今の症状は今までの自分が作り出している、と実感しています。
過去の自分が作り出した症状に苦しむよりも、
また周りの環境を変えようとして消耗してしまうよりも、
自分自身を変えて症状を改善していく。
自分を変えていくのは本当に苦しい作業ですが、
過去のストレスやトラウマなどに振り回されるよりは、
自分を変える苦しみに向き合いたいと感じています。
三叉神経痛の発症は本当にショックな経験でしたが、
おかげで自分の身体、精神、魂に関する信頼感が深まった気がします。
そしてこれこそが、私が鍼灸の世界に入った時に知りたかったことで、
今、辛い体験を通して、ようやく自分が欲しかったものが手に入りつつあるという強い実感がああります。
今後の課題としては、
瞑想を通して自分への信頼感を取り戻すことが、症状の改善につながるという神秘的な叡智を、
伝わりやすく言葉にしていきたいと考えています。
三叉神経痛を発症した直後から、
スタッフには鍼灸治療もしてもらっていたので、
瞑想と鍼灸治療の相性がとてもいいことも実感しています。
瞑想が内側からの働きかけだとしたら、
鍼灸治療は外側からの働きかけ、といったところでしょうか。
正の感情を意識的に生み出していくことは、
慣れないうちはちょっと難しく感じます。
すぐに負の感情に席巻されてしますのです。
しかし、ゆっくり丁寧に落ち着いて正の感情を引き出してあげることで、
正の螺旋ループが描けるようになるはず。
私の経験が、一人でも多くの症状のある方の参考になれば幸いです。