灸頭鍼…ってなに?  

院長の飯田です。

 

灸頭鍼 と書いて、「きゅうとうしん」と読みます。

きゅうとうしん と入れてもそのままちゃんと変換されることは、まず無いですね(^^;

 

これは何かというと、

鍼を差し置いた上に、親指の頭くらいの艾(もぐさ)を乗っける治療法なんです。

やけどする様な熱さではありません(^−^)

じーんわり温まる、優しい熱をデザインしてくれます。

 

私、鍼灸師の国家資格を取ってからの治療の一番のテーマが、

自律神経のコントロール にありました。

 

鍼灸、指圧治療で、いかにして自律神経の回復を図るか。

これが私の治療に置ける基本指針で、今も同じです。

 

自律神経のコントロールをするために、いろいろな鍼灸の治療法を試した中で、

この、灸頭鍼が、一番自律神経系に働きかける力が強く

患者様の内なる免疫力を引き出すのに効果的と気づいたのです。

 

それからは、

私の鍼灸治療のメインに、この灸頭鍼を頻繁に用いるようにしています。

 

前記の、スタッフの後藤先生の治療にも、

この灸頭鍼を用いた治療をしています。

 

風邪ではないのに声がかれる、空咳が出るという症状は、

精神的に消耗しているところに、呼吸器系の経絡、肺系に冷えが入ることで引き起こされることが多いのです。

 

そこで背面に5番鍼を12本置き、その上に4カ所、お灸を乗せる治療をしています。

 

灸頭鍼は自律神経系に働きかける力が強いので、

頻繁に繰り返す頭痛や腰痛、身体の芯が重い様な疲れ、不眠などの自律神経症状にとても効果的です。

特に女性の冷え性などには、効果が高いですね。

 

自律神経が乱れると、

原因のわかりづらい諸症状がたくさん出てきます。

なにかお気づきの事がありましたら、どうぞご相談ください。