赤坂で、自律神経調整専門お鍼灸治療をしていますパナケア赤坂院の院長の飯田です。
こんにちは。
今年は暖冬と言われていますが、都内でも雪が3回ぐらいちらついてますね。
しかも寒暖の差が大きい今年の冬は、自律神経にも負担が大きくかかります。
みなさん体調管理は大丈夫でしょうか。
そんな暖冬の中、2月の中旬に、私飯田は滝行に行ってきました。
小田急線の某駅。
滝行の会というのを見つけて、
この何年か取り憑かれたようにストレスフルだったこの体を禊(みそ)ぎたい!と思い、
滝行に参加してくることにしました。
滝行とは、
「滝行とは、滝場に顕現する神仏や諸霊への畏怖・畏敬の念に基づき、
滝の水流を全身に受けることにより、 ある目的(解脱・霊験・法力・活力を得る、 悩みの解除・祓い、 武道やスポーツの技量の向上など)を達成すべく、
心身を鍛錬する日本の伝統的な身体技法である」としている。」(Wikipediaより抜粋)
滝行を受ける10日くらい前から晩食のお酒🍺を断ち!体調を万全に整える気満々だったのですが、
お酒を無理に断つことは健康に悪いような予感がして、節酒(酒を飲む量を減らすこと)に急遽切り替え。
350缶2本だけ!日本酒飲まない!生まれて初めての長期間の節酒です。
これがすでに荒業なのかもと思いつつ、滝行に臨んだのでした。
当日、電車で降りた駅周辺の外気温は7度くらい。
しかし滝は山の中腹にあるのでさらに気温が低いとのこと。
車で走ること30分。
滝の周辺の外気温は5.5度。
その中で用意された道着🥋に着替えます。
道着は着慣れているので、帯を閉めると気合いが入るせいか、意外と寒くない。
と思ったのも束の間、
やはり素足で道着一枚は、寒い🥶。
道着の下はパンツ一丁なので、時間が経つほど寒さが身に染みてきます。
当日の参加者は、なんと18名!
世の中には物好きが、結構いるのですね。
びっくり!
4〜6人くらい組になり、
順番に入るように説明されます。
いきなり滝に入るのではなく、まずみんなでお不動様にお祈りをします。
どうして滝行をするのか、
自分が叶えたいこと、
日頃の反省点、などをお不動様にお伝えします。
そして、いよいよ、滝に…
この時の水温が5度。
まずは滝の前にある水面に向かって、
ゆっくり進んでいきます。
「えい!えい!」と気合をかけながら水に入るのですが、
水が冷たいという感覚よりも先に、『あ、これやばい』と脳の中で今まで感じたことのない危機感を感じました。
ザブッと胸まで水に浸かり、しばし…この時すでに体が水から逃げかけています。
が、そこは終わった後のビールを心に強く描き、
いよいよ滝へ!
気合を入れながら必死に耐えてます。
およそ1分半くらい。
インストラクターさんが声がけをしてれますが、
とても応える余裕はありません。
滝に当たりながら必死に気合を入れていると、
ふと意識が後ろに下がって、
自分を俯瞰しているというか、内側から眺めているような不思議な感覚になりました。
「えい!えい!」
魂魄の気合を入れること90秒!
やっと滝から上がるときにはフラフラになっていました😅。
帰ってきて数日して、自分の身体が全身筋肉痛になっていことに気がつきました。
力が入りすぎていたのですね。
もっと滝の流れに身を委ね、力を抜けばよかった!と、
帰宅してお酒を飲みながら反省しておりました🍶😅。
実は二週間以上過ぎたいまも、肩に痛みが残っています。
極限状態においても、力を抜く、脱力することが大切なんですね。
滝と戦うのではなく、冷たさや水の勢いにあえて身をまかす。
そんな境地で受けなくてはならなかったのかもしれません。
(写真では他の方は、もっとリラックスしてますね😅)
しかし別の見方をすれば、
わずか2分弱、滝に打たれているの間に、渾身の力を全力で出しきれたので筋肉痛になったと考えれば、
実に貴重な体験をしたとも言えるのではないでしょうか。
もう一度くらい滝行に行きたいなぁ😊❤️🔥
でもその前の節酒が辛いなぁ🍺💔
しかしながら、メタボな自分の腹の写真を見ると、
滝行より荒業の禁酒😭🈲🍺をしなくてはならないのかも…と反省しております。
滝行をして何か変わったのか?!と聞かれると、
あまり変化した実感はまだありません。
滝行を頻繁に実践されていた方の本など読むと、
滝に打たれている感覚は、内省が進むにつれ変化してくるようです。
自分にはまだまだ内省が足りませんね。
普段、日常生活の中で色々学んだり考えたりすることがあっても、
一度滝に打たれると、
頭の中が真っ白になり、自分が獲得したような気になっていた思考が、
実はまだまだ身体の中には染み込んでいなかったということに気づきました
物にできていないんですね。
そんなことに気づけた体験でした。