メニエール病の改善例

メニエール病は、回転性めまい、耳鳴り、難聴の三兆候を主訴とする病気です。
貧血のめまいなどと違って、立っているのも辛く、横になっても改善しません。常に船酔いのような揺れている感じがします。

メニエール病は比較的鍼灸治療との相性が良いようで、医療機関で薬を処方されたが繰り返して症状が出る方や、薬の副作用に負けてしまう方には、鍼灸治療をお勧めします。

メニエール病の症状

病院で治らなかっためまい・冷えがなくなった
研究職 Eさん (40代前半 ♀)
症状
大学の研究室で研究職をしているEさん、回転性のめまいがあり歩行に支障が出たため内科を受診したところ、メニエールと診断されました。
病院では薬を処方されたものの、効果があるときとないときがあり、だんだんめまいが頻繁になり、むくみや冷えを感じることも多いとのことで来院されました。
治療内容
むくみがあり、冷えを感じることも多いので、耳介周囲に鍼伮を施しました。
また、全身のツボも使い、ふくらはぎのパルス通電、ヘソのお伮などにより、症状が徐々に寛解、冷えもなくなりました。
回転性のめまいもほとんど感じなくなりました。
治療後の対応
再発防止のため、2~3週間に一度の鍼伮治療を継続しています。
ストレスによる回転性のめまいが軽減
主婦 Mさん (50代後半 ♀)
症状
ご自宅でのご両親の介護がストレスになっていたMさん。
回転性のめまいで起き上がれなくなり、内科の先生に自宅まで来てもらって点滴をしてもらっていた状況でした。
治療内容
再発防止のための鍼伮治療を受けに来院されました。
ストレスのためか、血圧、血糖値ともに高く、首肩は筋肉が硬く、常に緊張している状態。

ストレス緩和も含め、全身調整の鍼伮治療をしました。
週1~2回の治療で首肩の緊張が和らぐとともに、回転性の目ましも出現しなくなりました。
15回前後でめまいの不安はほぼなくなりました。

治療後の対応
再発防止のため2,3週間に一度の受診をお勧めしました。
現在はたまに軽いめまいを感じることはあるが、伏せってしまうほどではないそうです。
忙しい仕事でメニエール病に
役者 Kさん (30代後半 ♀)
症状
仕事では忙しさに波があり、忙しい時にはとても忙しく、最近は休みなく仕事をしていたとのことでした。
普段から疲れると軽いめまいを感じていたそうです。
ある朝起きとき、回転性のめまいで歩くこともできないほどになり、内科を受診され、メニエール病ではないかと診断されました。
治療内容
冷え・むくみがひどく、耳鳴りも時々ある状態でした。
肩首の緊張を取りつつ、自律神経調整のため全身の鍼伮治療を行いました。
8回前後の治療で、めまいがほとんど出なくなりました。
治療後の対応
現在は、再発防止のために隔週で鍼伮治療を継続しています。
ふわふわした感じが解消
主婦(パート) Oさん (30代後半 ♀)
症状
30代前半に回転性のめまいが出現し、メニエール病と診断されたことがあったOさん。
パートタイム労働と家事、育児で忙しい日が続き、疲労感を強く感じるようになりました。
数日前からふわふわした軽いめまいのような自覚症状があったため来院されました。
治療内容
当初、自律神経調整の鍼伮治療を行いましたが、肩・首のコリが取れず、数回局所治療を試みる。
局所治療でふわふわ感は減少するものの長続きしないため、全身調整の鍼伮を再度行うことにしました。
2週間に1~2回の治療を続け、16回前後でふわふわ感が解消、むくみもなくなりました。
治療後の対応
症状が落ち着いたところで、治療は一旦休止しました。
今後は、自覚症状が出そうなときは早めに受診されるようお勧めしました。
また、冷たいものの飲食を控えるようにお願いしています。
10年来のめまいが軽減
OL Sさん (30代後半 ♀)
症状
20代の頃にメニエールを発症。
それ以来症状は出ていなかったが、最近回転性のめまいと耳鳴りを感じるようになり来院されました。
治療内容
仕事が忙しく緊張が強いので、自律神経を整える全身調整の鍼伮治療を週1回で行いました。
めまいは程なくして出現しなくなりました。
治療後の対応
めまいは改善したものの、耳鳴りは残るため、継続して治療を続けています。