逆流性食道炎は鍼灸で治るのか?!

赤坂で自律神経調整専門の鍼灸治療をしています、

パナケア赤坂院の院長、飯田です。

こんにちは。

 

最近、逆流性食道炎のご相談をよくいただくようになりました。

 

ムカムカする。

げっぷが出る。

吐く息が腐ったような匂いで臭い。

食欲がない。

気持ちが落ち込む。

 

人によって自覚症状は様々ですが、

上記のうち幾つかの症状を同時に感じる方が多いようです。

 

 

逆流性食道炎とは、

何らかの原因で酸性の胃液(胃酸)が「逆流」してしまい、

胃から食道の方に流れ込んでしまいます。

 

胃には胃酸から守るための機能が備わっていますが、

食道には胃酸から守るための機能がありません。

 

なので、胃液が逆流すると、

食道の壁面が焼けてしまい、胸焼けや不快感、げっぷなどが起こってくるのです。

 

どうして逆流するのかというと、

アルコールやチョコレート、辛いものなどの刺激物、

ベルトなどを閉めすぎることによる胃の中の圧力の上昇、

下部食道括約筋(胃と食道の間にある筋肉の弁)の弛緩

ストレス、

などが原因のようです。

 

食べるものやベルトなどが原因の場合は、すぐに改善できますね。

 

下部括約筋の筋力低下は加齢によるものもあるようなので、

これは薬で調整することになるのでしょうか。

 

 

しかしストレスが原因の場合、

これは薬では改善しません!

 

症状の一時的な緩和はできても、

服薬をやめると再発します。

 

ストレスがどのように胃液の逆流に関係するかというと、

胃は食物を消化しやすいように胃液と混ぜて、

胃の中でこねまわします。

 

こねまわしたゲル状の食べ物を、

腸に順に送り出していくのです。

 

ところが、ストレスが強すぎるとこの送り出す方向が逆になってしまったりして、

誤作動します。

 

その時に食道を焼いてしますのです。

 

また通常下部食道括約筋がしまっていることによって、

胃液の逆流は防がれてしますが、

ストレスによって自律神経の働きが乱れると、

閉じなくてはいけない時に開いてしまったりして、

胃酸を呼び込んでしまいます。

 

下部食道括約筋は通常は収縮していて、

食べ物が食道を通過する時にタイミングよく開くのですが、

このタイミングを計るシステムに、

誤作動が生じるのです。

 

自律神経は交感神経と副交感神経の二本立てになっています。

車のアクセルとブレーキのような関係です。

 

ストレスによって動きの悪くなった自律神経の働きを、

鍼灸治療を用いることで再び活性化することができるのです。

 

自律神経の働きが活性化すれば、

下部食道括約筋の働きも正常に機能しやすくなり、

胃の腸に食べ物を送る動きも、

正常な状態に回復していきます。

 

 

逆流性食道炎に悩まれている方は、

まず刺激物を控え、きついベルトを緩めてみましょう。

 

強いストレスを感じている方は、

薬の服用をしつつ、

ぜひ自律神経に働きかける鍼灸治療を試してみてください。

 

 

当院では個人差はあるものの、

概ねいい結果が出ております。

 

週一の治療で8〜12回ほどで、

ほとんどの方が胃の不快感が出なくなったとおっしゃいます。

 

薬の服用をやめても、

症状は戻らないようです。

 

 

逆流性食道炎の症状そのものが強いストレスとなってしまう前に、

ぜひお気軽にご相談ください。

 

 

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