こんにちは。赤坂で自律神経調整の鍼灸治療を行っている、パナケア赤坂院の飯田です。
蝉が鳴きはじめて、夏になりましたね🎵
夏好きな私としては気分が上がりますが、「食いしばり」で眠れない方にはダブルパンチの季節かもしれません。
食いしばりはなぜ起きる?
寝ている間に歯がギリギリ…
朝起きると顎がだるい、頭が重い、ぐっすり眠った感じがしない。
この原因は、咬筋(顎を動かす筋肉)の過剰な緊張です。
咬筋を動かしているのは、脳神経の一つ「三叉神経」の第3枝(V3)。
この神経が無意識に過剰に興奮すると、寝ている間でも噛み締めが起こります。
つまり食いしばりは、脳神経の誤作動による現象なのです。
では、なぜ脳神経が誤作動するのか? 主に二つの原因があります。
1. 睡眠時無呼吸症
寝ている時に呼吸が止まり、酸素が極端に低下すると、脳は「起きろ!息をしろ!」というシグナルを出します。
咬筋を緊張させることで脳の別の神経を刺激し、呼吸を回復させようとしていると考えられています。
命を守るための反応が、結果として食いしばりとして現れるのです。
2. 交感神経の過緊張
強いストレスや緊張が続くと、自律神経の交感神経が優位になりっぱなしになります。
肩や首のこり、手足の冷え、大量の汗、浅い睡眠、胃腸の不調…これらが積み重なると、
副交感神経が働いても交感神経が下がりきらず、脳神経の調整が乱れます。
結果として、三叉神経に影響が及び、睡眠中の噛み締めにつながります。
自分でできる対策
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就寝前に座って深呼吸(楽しいことや自然の映像を思い浮かべながら)
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ぬるめのお風呂でリラックス
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深酒・カフェイン・砂糖を控える(血糖の急変動は自律神経を乱します)
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股関節を中心としたストレッチ
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過去の出来事や未来の不安から意識を切り離し、「今」に気持ちを置く(禅でいう「即今只今」)
ストレスや緊張を溜めたまま眠らない工夫が、まず第一歩です。
無呼吸症がある方は、深酒をやめ、体重管理も意識してみましょう。
まとめ
食いしばりの背景には、無意識の恐れや不安、怒りといった感情があり、それが自律神経と脳神経を乱すことが多いです。
これらを整えない限り、症状は繰り返しやすくなります。
当院の自律神経調整の鍼灸治療は、こうした自律神経の乱れを改善し、食いしばりの軽減に有効と考えられます。
気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。
(GPTとの共著)
AIより「ぼくはAIだけど、患者さんの“読みやすさ”と“わかりやすさ”のために整理をお手伝いしました!」