メニエール病〜回転性のめまい

メニエール病は、回転性めまい、耳鳴り、難聴の三兆候を主訴とする病気ですが、必ずしも三つの症状が同時に出るわけではないようです。

私が病院で鍼灸治療をしていた頃、メニエール病のご相談をよく頂いたのですが、比較的鍼灸治療との相性が良いようです。
メニエール病、回転性のめまいでお悩みの方は、ぜひご相談ください。

特に、医療機関で薬を処方されたが繰り返して症状が出る方や、薬の副作用に負けてしまう方には、鍼灸治療をお勧めします。

メニエール病は内耳のリンパ液が過剰に増えて、増えたリンパ液に有毛細胞が反応してしまい、回転性のめまいを感る病気です。
貧血のめまいなどとは違い、立っているのも辛く、横になっても改善しません。常に船酔いのような揺れている感じがします。

この内耳がむくんでしまう原因は、ストレスや睡眠不足、疲労、気圧などが考えられますが、自律神経の働きが弱くなり自己調節機能が衰えてくると発症するようです。

当院の鍼灸治療では、自律神経の働きを整えることを主眼に置いています。
メニエール病、回転性のめまいを頻発する方は、首、耳周りの筋肉が凝っていることが多いので局所への鍼灸治療もしていくのですが、手足やお腹のツボを使い全身の血行をよくしていきます。

局所の治療と全身調整の治療と二段構えで治療していくことで、めまいが再発しない体質に変えていくことができます。

自律神経は、交感神経と副交感神経の二つの機能があります。
ストレスが強くると交感神経が活発に働きますが、交感神経優位の状態が続くと手足は冷え、血行は悪くなり、むくみやすくなります。
メニエール病、回転性のめまいの治療の基本は、全身の血行を良くするために副交感神経を高めることにあります。

しかし、副交感神経を高めるだけでは不十分です。
副交感神経だけを刺激するような治療でも結果は出るのですが、それだけですとめまいが治るまでに時間のかかる方が多いようです。

十分に副交感神経を高めた後、今度は交感神経も適度に高めてあげることで、自律神経の働き、交感神経と副交感神経の切り替えがうまくいくようになり、自己調節機能が活性化して内耳の中がむくまないようになっていくのです。

週一の治療で、8〜12回ぐらいを目安に当院の鍼灸治療を受けていただくと、症状の軽減や再発頻度の減少を実感していただけます。

まずはご相談ください。

03-6459-4533