雑草取りから学ぶこと

自律神経の調整を鍼灸治療でしています、パナケア赤坂院の飯田です。

こんにちは。

 

私の家にはネコの額を更に小さくしたような庭があるのですが、

この時期になると、

雑草を取らなくてはなりません。

 

そのまま放置すると、

これから夏になり蚊の王国となってしまうのです。

 

先日の休日、

午前中のうちに草取りをしました。

 

雑草を取りながら少しでも楽しいことを考えようと努力をしていると、

いろいろ面白いことに気付いたので雑感を書いていきます。

 

○雑草を抜くときのコツ

庭一面に生えている雑草を見ると、いつ終わるかわからない仕事量にげんなりします。

しかし抜ける範囲は足元だけ。

広く見渡さずに、足元だけ、手の届く範囲に集中して抜くのがコツ。

 

ここに仕事との共通点が感じられます。

問題は山積。何から手をつけたら良いかわからない時、

まずは足元にある問題、手が届く問題から片付けましょう。

次第に綺麗に片付いていきます。

 

足元の周りを抜いたら熊手で抜いた雑草を集め、

捨てる。

そうすると抜き損ねている草を発見しやすくなるので、

より綺麗に抜けます。

熊手をかけるとどのくらい仕事をしたのかわかるので、

モチベーションを上げるのにも繋がります。

 

○雑草の葉は大きいが、根は小さい。

一見、繁茂している雑草も、大方は葉っぱの部分。

根は小さいものです。

葉の大きさに惑わされず根を追えば、

効率よく抜いていけます。

 

仕事でも、

トラブルの大きさに惑わされずに、なぜこのトラブルが起きたのかを、

しっかり考えると解決できるのと似ています。

 

○雑草の根は強い。

雑草は、根から抜かないとまた生えてきます。

しかも根はだんだん深くなるから、二度目、三度目とどんどん抜きにくくなります。

しかしふとするとぷちんと根のところでちぎれてしまい、

葉っぱだけしか取れないこともよくあるのです。

 

葉っぱを犠牲にして根を残す。

 

この雑草の根性には、学ぶべきところがあります。

 

 

生活基盤が一瞬にして摘まれてしまったら、

どうするでしょう?!

私は立ち直れるかな(^^;

 

光合成をする大事な部分の葉っぱを、いきなり摘み取られてしまうのだから、

雑草としては急転直下、一大事です。

 

しかしめげることなく、

着々とまた芽を出していきます。

 

しかも根を更に強化して。

 

仕事がうまくいかない時、大きな事変に遭遇してしまった時、

折れてしまったとしても、

そう言うときは根っこを太くして次回に備えなくてはならない。

 

そんなことを雑草に教わった気がします。

 

 

ネコの額より小さいといっても、

こんなことを考えながらの草取りも一時間はかかります。

 

良い運動になりました。