なぜ、次回予約をすると症状が改善するのか?

赤坂で自律神経調整専門の鍼灸院を開院しています、

パナケア赤坂院の院長、飯田です。

こんにちは。

天気に恵まれた連休は、何か月ぶりでしょう!

気持ちも晴れやかになりますね。

 

さて、私の治療院では鍼灸治療が終わると次回予約を伺います。

大半の方が次回の予約を入れていかれますが、

予約をいただけない方もいらっしゃいます。

 

予約をいただけない理由は様々ですが、

一番多いのは、「来週、再来週、一か月後の予定はわからいないよ!」というものではないでしょうか。

 

確かにその通りです。

仕事や家事を一生懸命しているからこそ忙しくなり、

忙しいがゆえに体調を崩しやすくなる、

忙しいゆえに予定が立てられない。

 

なので、次回予約はいれられないという理由が大半かと思います。

(もちろん治療に満足いただけなかった場合もあると、常に反省をしております)

 

次回予約を入れられないほど忙しい方がよくおっしゃるのが、

「また悪くなりそうなら連絡します!」というもの。

 

しかしこのセリフ、これが曲者です!

 

「なんとなく調子が悪いから、そろそろ鍼灸を受けとこうかな…」

と思っているときには、

私たち鍼灸師側から見ると、ちょっと遅いことが多いのです。

 

もう少し早くいらしていただければ

時間も回数も少なくて結果を出せたのに…と思うことがよくありますが、

そのようにお伝えすると、

ずっと調子が良くて、自覚症状はなかったんだよね。」

というセリフが返ってきます。

 

自覚症状が出てからでは遅い。

自覚症状が出る前に鍼灸をすることが、症状が出ることを未然に防ぐのです。

 

でも、自覚症状がないのに鍼灸を受けるなんてもったいない、と思われるかもしれません。

 

そういう方には、こんな例え話をさせていただいています。

 

宴会の席でお酒を飲みすぎてる方、必ずいらっしゃいますよね?

その方に「飲みすぎじゃないですか?」と聞いてもたいがいは、

「全然大丈夫!自分のことはよくわかるから!」なんて言われます。

しかしその方は二日酔いになります。

 

はい。

お酒=仕事

です。

 

仕事をしすぎている方に、忙しくないですか?

身体、疲れていませんか?

と言っても、「まだ自覚症状がないから大丈夫です!」と言われます。

でも、実際身体は疲れていて、いつ症状が出ても不思議ではない状態のことが多いのです。

 

自覚症状が少ない時に鍼灸治療を受けるのは、

確かに気乗りがしないかもしれないですね。

予定が決めずらい中で次回予約を先に決めるのは、抵抗があるかもしれません。

 

しかし自分の身体のメンテナンスを、仕事と同じように大切にして

自覚がなくても鍼灸治療を言受けることで、

大きな症状が出ることを防いでくれます。

 

これを東洋医学では「未病を治療する」といいます。

 

病を未然に防ぐ治療ですね。

 

自覚症状が出る前に、次回のメンテナンスの予定を立てていく

これが症状の発現を防いでいく、重要なコツとなるようです。